はなれてみたら、わかること
2020.05.12 Tuesday
Text by toita
はなれてみたら、わかること。
今、私は出産を控えて里帰りをしている。
洞爺から離れて2週間程過ぎた。
はなれてみたら日々私を支えてくれていたものに気がつく。仲間や家やお店、そして湖、自然。
めまぐるしく変わる世界、と同時に起こる変わっていく自分。変わらない自分。
何があっても自分を取り巻く本質は変われなかったりもする。
まあ、変化を楽しみにしておこう。楽しむしかない、と思っている。
日々何しているかといえば、引きこもって映画を観て、たまに散歩して、洞爺からお取り寄せした素材でお菓子を作ったりしている。
お菓子もだし、おいもとか、みんなが美味しい言ってくれて鼻高々になったりする。
美味しいものを生産者さんから受け取れるよろこび!
生まれ育った場所ではそういう繋がりはなかった。別に苦にしたことも正直なかった。
ちいさな事だけど一体何が大切なのか?私なりに考える。私のしあわせ、あなたのしあわせ。
若いころより、目の前の事に満足出来るようになった気がする(とはいえ、行きたいところは沢山あるよ)。
遠くばっかりみてるから転ぶことも多かった。ちいさな頃は蝶々ばかり追いかけてた。
アルバムを観ていたら変わってなくて笑える。私も赤ちゃんだった。当たり前のこと。
またちょっと先の未来にこのコラムを読み返した時、ソーシャルディスタンスのその先、どんな日々を送っているのかしら。お腹の中にはディスタンスどころか、女の子がいる。。。そろそろ会えるか。
今年の苗植えはソーシャルディスタンス意識した。なんてね。
昨年は株間狭すぎ!と友人に大笑いされたからね。
そう、洞爺に戻ったらまず土を耕したい。
そしてお腹の中の人に美しい世界を見せたいのだ。
toita